「松乃井 純米吟醸」

こんにちは、きたろーです。

グリーンの磨りガラスのボトルにシンプルながら洗練されたラベルデザイン。

その落ち着いた佇まいにどことなく気品を感じるのは私だけではないでしょう。

ということで本日はこちら、松乃井酒造場の純米吟醸を紹介したいと思います。

 

 

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山田錦の50%精米ということで純米大吟醸も名乗れるのですが、

松乃井には35%精米と45%精米の純米大吟醸があるので、

差別化する意味であえて純米吟醸のカテゴリで作っているのでしょうね。

 

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【〜 きたろーのテイスティングノート 〜】

 酒器(お猪口)に注いで匂いを嗅ぐと、メロン・リンゴ・和梨を思わせる、

複雑な吟醸香が心地よく鼻腔に抜け、美味しい酒の予感を感じさせます。

口に含むとふんわり円やかで柔らかい味わい、控えめだが華やかな香り。

キレのよい淡麗な後味、でも少し物足りないかな…と思いきや、

後から旨味甘味がじわりじわりと現れて後味を追いかけてきます。

優しい旨味・甘味に控えめな酸味・苦味が程よく調和します。

 

 穏やかで格調高い味わい。ただ、突出した味わい・個性が無いので、

人によっては今ひとつ物足りない酒に感じてしまうことがあるかもしれません。

だがしかし、松乃井の純米吟醸は「個性が無いのが個性」なお酒なんです。

 

これは私が個人的に思うことですが、松乃井は「料理と合わせた時」

その真価を最大限に発揮するお酒なんですね。言わば「名脇役」で、

どんな料理にでも合うと言っても過言ではない懐の深さを持っています。

単体で飲むのも悪くはないのですが、ぜひ食中酒として楽しみたいお酒です。

 

 

松乃井の各アル添酒(普通酒・特別本醸造・吟醸・大吟醸)は安定していて、

常温で保管していても品質に特にこれといった変化はありませんが、

アルコールを添加していないこの純米吟醸はゆっくりと酒質が変化します。

平成29年9月現在、私の手元には平成28年8月製の一升瓶がありますが、

開栓直後に比べると、ほのかに熟成香と旨味が増した印象があります。

そうした酒質の変化が嫌な方は冷蔵保存で早めに飲みきるのが良いでしょう。

 

松乃井の純米吟醸は、一見すると地味で目立たないのですが、

じっくり味わうにつれてその作りの良さが滲み出てくるようなお酒です。

 

 

【〜お酒データ〜】

名称松乃井 純米吟醸

精米歩合50%

使用米山田錦 100%

アルコール度数15%

 

 

 ↓松乃井の過去記事(吟醸系)はこちら

sakenotes.hatenablog.jp

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